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先輩の声INTERVIEWS

藤田 智さん大学院生(医科学専攻博士)
三枝 慶子さん(博士研究員)
(2021年10月〜 群馬医療福祉大学 医療技術学部 講師)
森田 晶人さん(大学院生(医科学専攻博士))(2022年3月卒業)
鈴木 絵美子さん(大学院生(生命医科学専攻修士 令和3年3月修了))(2021年3月卒業)

 藤田 智さん(大学院生(医科学専攻博士))

 私は脳神経内科医として8年間に臨床業務に携わっていました。現在の医学では治療が難しい患者さんと接するうちに、将来役にたつような基礎研究にも関わってみたいと考えるようになり大学院進学を志望しました。 

 マウス、線虫、細胞と様々なモデルで研究をできる環境であること、分子メカニズムから現象を考える視点を重要視していることに魅力的を感じ、この研究室を選びました。
 
 日々の研究ではスタッフの方々が実験に関して丁寧に教えてくださり、すぐに相談ができます。抄読会や進捗状況発表ではとても深くまで物事を考えるので、その考え方を学ぶことができるのは貴重な経験になっていると実感しています。
 
 大学院進学を検討している方は、まずは是非、この研究室の見学にきていただけたらと思います。メンバー一同、楽しみにしております。

 三枝 慶子さん(博士研究員)

 卒業研究で初めて研究室に所属して以来,修士・博士課程,研究員と,本当に長い期間細胞構造分野で研究させていただいています.元々は保健学科の出身なので卒業研究でも臨床寄りのテーマを選ぶ人が多かったのですが,私は遺伝子やタンパク質レベルの変化がどのように個体に影響を及ぼすのかに興味があり,基礎系のラボに行こうと考えていました.ちょうど研究室では線虫 C. elegans の実験系が佐藤健先生,佐藤美由紀先生のお二人によって確立されていた頃で,個体解析を簡便に行えるツールがあったことも魅力でした.蛍光で光る線虫や変異体を見せてもらい,遺伝子編集によって個体がダイナミックに変化する様子に感動したことをよく覚えています.

 修士課程修了後は総合病院に勤務しましたが,改めて基礎研究をしたいという思いが強くなり,研究室に戻ってきました.博士課程への進学について悩む人も多いと思いますが,私のように一度社会に出てから進学するという選択肢もあることをお伝えしたいです.チームで仕事をした経験が研究室生活に役立つこともありましたし,アカデミアと異なる世界に身を置いたことで,客観的な視点からも学術研究について考えられるようになったのは大きなプラスであったと考えています.

 細胞構造分野では,お互いの研究推進を積極的にサポートし合う雰囲気が強く存在するのが素晴らしいところだと思っています.また機器設備が充実しており優秀な技官の方々から支援が受けられるなど,博士論文をまとめるにも非常に恵まれた研究環境であったと思います.

 大学院進学を検討している人,モデル生物の解析に興味がある人,独創的なアイデアを試してみたい人など,興味のある方はぜひ一度見学に来てみてください.メンバー一同、楽しみにお待ちしております.

森田 晶人さん(大学院生(医科学専攻博士))

私がこの研究室に来たのは20174月,医師になって8年目でした.元々群馬大学の産科婦人科で働いていましたが,ほかの診療科の同期が大学院に進学したり,学会に参加して基礎分野の話になると途端に睡眠学習を始めてしまうような状況に焦りを感じ,本格的に基礎研究を勉強したいと考えるようになりました.ちょうど産科婦人科の教授が入れ替わる頃で,完全に新しい環境で勉強してみようと思い,この研究室を訪ねました.

産婦人科医として働き始めて,徐々に一人で判断して診療を行えることが増えてきた中で,一人では何もできない環境に入ったため,精神的に辛い時期もありました.しかしその分,徐々に基礎研究に慣れ,ポジティブなデータが出てきたときの喜びはとても大きなものでした.もちろんいつもうまくいくわけではなく,失敗を繰り返すたびに何度も心が折れかけますが,教授の佐藤先生をはじめ,研究室の先生方の支えもあり,日々の研究を行っています.

これまでマクロな視点でしか疾患を見ていませんでしたが,基礎研究を始めてからミクロな視点でも疾患を捉えられるようになってきたのは大きな成長だと考えています.医学の発展のためには基礎研究は不可欠であり,その一端を担えるというのはとても大きな意味を持つと思います.

私のように元々基礎研究に強い興味があったわけではなく,また実験の手技もおぼつかないような医師でも研究を行わせていただけるこの研究室は,基礎研究を行う上で素晴らしい環境だと思います.またこの研究室では様々なモデル生物を用いて幅広い分野の研究を行っています.基礎研究に少しでも興味のある方は,ぜひこの研究室に足を運んでみてください.

 鈴木 絵美子さん(大学院生(生命医科学専攻修士 令和3年3月修了)

ラボを選んだ理由
 受精分野,特にマウスで卵子の研究をやりたかった,またライブイメージング技術に興味があったのでこの研究室を選びました.また実際に先生方にお会いして,先生方の考え方や人柄に魅力を感じたことも理由の一つです.

このラボに入ってよかったこと
 優秀で個性的な先生,先輩方が集まっており,たくさんのことが学べます.皆さんがそれぞれ異なる視点を持っており,様々なアドバイスをいただけます.また研究以外の話や悩みも話し合えるとても雰囲気の良い研究室だと思います.

進学を考えている方へ
 細胞構造分野では遺伝子,培養細胞,線虫,マウスと様々なものを扱っており,メンバーそれぞれが熱心に研究をしています.私も受精研究を始めたばかりですが,先生と定期的にディスカッションを行い,しっかりと目的を持って実験に取り組むことができています.

 少しでも興味がありましたらぜひ一度見学をして,実際の雰囲気を感じていただけたらなと思います.

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群馬大学 生体調節研究所 
細胞構造分野

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