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群馬大学 生体調節研究所 細胞構造分野
TEL.
027-220-8843
〒371-8512 群馬県前橋市昭和町3丁目39-15
研究内容
RESEARCH
哺乳類における発展的研究
線虫研究で見つかった多くの因子やメカニズムを哺乳類で検証するために,関連する遺伝子のヒトやマウスにおけるホモログ(類似遺伝子)を探し,さまざまな培養細胞を用いた研究に加え,特に興味深い遺伝子についてはノックアウトマウスの作製と解析も行っています.基本的な遺伝子機能は同じでもマウスなどの哺乳類は線虫よりもはるかに複雑なので,それぞれの器官や組織で一体どのような異常がでるのかについても研究を進めています.
哺乳類の生殖細胞(卵子と精子)に関する研究では,主にマウスの卵子や受精卵を材料にイメージング技術などを活用して研究を展開しています.卵子や精子は特殊な細胞構造やオルガネラを持つ細胞で,受精時にはこれらが非常にダイナミックに変化することが知られてきました.しかしながら,これらの変化と受精卵の質との関連や,加齢や疾患・代謝異常がこれらに与える影響についてはまだまだ不明な点が多く残されています.われわれは,タンパク質の細胞内取り込み,細胞内/外膜ダイナミクス,オルガネラの動態や性質変化など,さまざまな角度から受精と生殖細胞を理解するアプローチを進めています.
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