三枝 慶子さん(博士研究員)
卒業研究で初めて研究室に所属して以来,修士・博士課程,研究員と,本当に長い期間細胞構造分野で研究させていただいています.元々は保健学科の出身なので卒業研究でも臨床寄りのテーマを選ぶ人が多かったのですが,私は遺伝子やタンパク質レベルの変化がどのように個体に影響を及ぼすのかに興味があり,基礎系のラボに行こうと考えていました.ちょうど研究室では線虫
C. elegans の実験系が佐藤健先生,佐藤美由紀先生のお二人によって確立されていた頃で,個体解析を簡便に行えるツールがあったことも魅力でした.蛍光で光る線虫や変異体を見せてもらい,遺伝子編集によって個体がダイナミックに変化する様子に感動したことをよく覚えています. |
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森田 晶人さん(大学院生(医科学専攻博士))
私がこの研究室に来たのは2017年4月,医師になって8年目でした.元々群馬大学の産科婦人科で働いていましたが,ほかの診療科の同期が大学院に進学したり,学会に参加して基礎分野の話になると途端に睡眠学習を始めてしまうような状況に焦りを感じ,本格的に基礎研究を勉強したいと考えるようになりました.ちょうど産科婦人科の教授が入れ替わる頃で,完全に新しい環境で勉強してみようと思い,この研究室を訪ねました. 産婦人科医として働き始めて,徐々に一人で判断して診療を行えることが増えてきた中で,一人では何もできない環境に入ったため,精神的に辛い時期もありました.しかしその分,徐々に基礎研究に慣れ,ポジティブなデータが出てきたときの喜びはとても大きなものでした.もちろんいつもうまくいくわけではなく,失敗を繰り返すたびに何度も心が折れかけますが,教授の佐藤先生をはじめ,研究室の先生方の支えもあり,日々の研究を行っています. これまでマクロな視点でしか疾患を見ていませんでしたが,基礎研究を始めてからミクロな視点でも疾患を捉えられるようになってきたのは大きな成長だと考えています.医学の発展のためには基礎研究は不可欠であり,その一端を担えるというのはとても大きな意味を持つと思います. 私のように元々基礎研究に強い興味があったわけではなく,また実験の手技もおぼつかないような医師でも研究を行わせていただけるこの研究室は,基礎研究を行う上で素晴らしい環境だと思います.またこの研究室では様々なモデル生物を用いて幅広い分野の研究を行っています.基礎研究に少しでも興味のある方は,ぜひこの研究室に足を運んでみてください. |
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鈴木 絵美子さん(大学院生(生命医科学専攻修士))
ラボを選んだ理由 このラボに入ってよかったこと 進学を考えている方へ 少しでも興味がありましたらぜひ一度見学をして,実際の雰囲気を感じていただけたらなと思います. |
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